松江城(国宝)・2020年11月1日

松江城

 

島根県松江市殿町に築かれた江戸時代の日本の城。別名・千鳥城。現存天守は国宝、城跡は国の史跡に指定されている。小瀬甫庵の縄張りによる平山城。江戸時代には松江藩の政庁として、出雲地方の政治経済の中心であった。山陰地方で唯一の現存天守であり、国宝指定された5城のうちの一つである(他は犬山城松本城彦根城、姫路城)。標高29メートルの亀田山に建つ天守からは宍道湖を眺望することができる。f:id:Ryugnan:20201103172139j:plain

 

鎌倉時代から戦国時代かけて、この地に末次城が置かれた。1600年(慶長5年) 関ヶ原の戦いで戦功のあった堀尾忠氏(堀尾吉晴の子)が、隠岐・出雲24万石を得て月山富田城に入城し、松江藩が成立。月山富田城は中世山城であり近世城下町形成には不利であったので、運送などに有利な宍道湖と中海を結ぶ太田川の近く、末次城跡を城地の候補とした。1607年(慶長12年) 末次城のあった亀田山に築城を開始。1611年(慶長16年) 正月には松江城は落成していた。f:id:Ryugnan:20201103172206j:plain

 

明治時代初頭に廃城令によって松江城陸軍省所管となり城内の建物は全て解体され売却される予定だったが、地元の有志によって天守閣だけは買い戻されて解体を免れた。近年、二の丸の櫓が復元されるなど往年の姿を取り戻しつつある。f:id:Ryugnan:20201103172243j:plain

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昭和30年代に、国宝指定に向けての運動や陳情があったが国宝指定には至らなかった。松浦正敬が松江城の国宝指定も公約に掲げて松江市長(2期目)に当選した2009年(平成21年)以降は、「松江城調査研究委員会」や「松江城を国宝にする市民の会」を立ち上げるなど、国宝指定に向けての調査・運動が活発化していた。懸賞金を掛けて史料を探していたが平成24年に松江神社で国宝指定に重要な、築城時期を特定できる「慶長拾六年正月吉祥日」などと書かれた祈祷札が見つかった。2015年(平成27年)5月15日に文化審議会松江城天守の国宝指定について文部科学大臣に答申。同年7月8日の『官報』告示をもって国宝に指定された。f:id:Ryugnan:20201103175600j:plain

 

国宝 松江城天守f:id:Ryugnan:20201103175135j:plain

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天守内の階段。急勾配。f:id:Ryugnan:20201103175328j:plain

 

最上階。f:id:Ryugnan:20201103175418j:plain

 

天守からの眺め。f:id:Ryugnan:20201103175354j:plain

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馬洗池f:id:Ryugnan:20201103175717j:plain