輪王寺(世界遺産)・2022年5月20日

輪王寺

常行堂

嘉祥元年(848年)に慈覚大師円仁によって、比叡山延暦寺の『にない堂』に模して建立された。純和様の宝形造で、隣の純唐様の法華堂との間に、歩廊を設け接続されている。この形式は大変珍しいもので、現在では比叡山延暦寺と、ここ輪王寺常行堂の二か所のみとなっている。

 

護摩

護摩堂の内陣には、ご本尊「五大明王」(平安中期作)を中心に、「七福神」や「十二天」など30躰の仏さまや祖師像がお祀りされている。天井には、故「吉原北宰」氏(国指定彩色保存選定技術保持者)が、2年半の歳月を費やして完成された「大昇竜」が描かれている。

 

日光山 総本堂 三仏堂(重要文化財

輪王寺の本堂は日光山随一、東日本では最も大きな木造の建物で、平安時代に創建された、全国でも数少ない天台密教形式のお堂。現在の建物は、正保2年(1645)年、徳川三代将軍「家光」公によって建て替えられた。

 

逍遥園

日光の紅葉の名所として有名なこの「逍遥園」は、1250年の歴史を持つ輪王寺門跡の庭園として江戸時代初期に作庭されたもので、一説には小堀遠州の作と伝え、その完成を見たのは寛永年間だが、その後たびたび改修が繰り返され、江戸時代全般にわたる変化が見られる興味深い名園である。

 

勝道上人像

日光山は天平神護2年(766年)に勝道上人により開山された。以来、平安時代には空海、円仁ら高僧の来山伝説が伝えられ、鎌倉時代には源頼朝公の寄進などが行われ、関東の一大霊場として栄えた。江戸時代になると家康公の東照宮や、三代将軍家光公の大猷院廟が建立され、日光山の大本堂である三仏堂と共にその威容を今に伝えている。