旧開智学校(国宝)・2022年6月4日

旧開智学校

旧開智学校明治6年1873年)5月6日、筑摩県学を改め学制による小学校として、廃仏毀釈で廃寺となった全久院の建物を仮の校舎として開校した。新校舎は明治9年4月に全久院跡地に竣工し、昭和38年(1963年)3月まで90年近くも使用された。文明開化の時代を象徴する擬洋風建築の校舎は、地元の大工棟梁立石清重が設計施工したもので、現存校舎のほかに30余室の教室棟が設けられており「広大華麗・地方無比」とうたわれた大規模校だった。明治17年にはアメリカ・ニューオリンズでの万国工業博覧会、同25年には、アメリカ・シカゴでの万国博覧会に校舎の写真が出品されるなど、当時から日本を代表する学校校舎として評価を受けていた。昭和36年重要文化財に指定されていた校舎は、令和元年(2019年)に近代学校建築としては初めて国宝に指定された。現在、補修工事中で休館。